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介護保険情報:睡眠でお困りの方の介護

  • ベッドで横になっていると、すぐ眠ってしまいます。
  • 睡眠時間はしっかり取っているのですが、昼間も眠気が消えないようです。
  • 睡眠はできるだけ多く取った方がよいのでしょうか?
  • 眠れないときはどうすればよいのでしょうか?
  • ショートステイなどの外泊先でよく眠れないようなのですが。
ベッドで横になっていると、すぐ眠ってしまいます。
日中は寝室を離れ、生活にメリハリを作る工夫をしましょう。
寝ているお年寄りを起こす際は、必ず「今から、起きてみませんか」など声をかけます。急に動かされるとお年寄りは不安になったり、めまいを起こす場合があるので注意してください。

上手な起こし方
(1)両手をお年寄りの両肩の下に入れ、お年寄りに両手で首にしっかりつかまってもらいます。
(2)「1・2・3」と声をかけ、お年寄りに協力してもらい、上半身を起こします。
(3)手をお年寄りの膝の下に入れ、体を回して足をベッドの外に出し腰掛けさせます。

過度の安静は逆効果です。日中は、適度な運動や趣味などで楽しく過ごしましょう。"寝かせきり"は"寝たきり"への第一歩です。

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睡眠時間はしっかり取っているのですが、昼間も眠気が消えないようです。
高齢者の中には、夜間の睡眠が浅い人が多くいるようです。
原因としては、年齢にともない睡眠が浅くなる、体力の低下が原因となっておこる、長時間の睡眠が夜間の睡眠を妨げる、などが考えられます。

夜眠るために
(1)お年寄りの中には、昼間うとうとして、夜になって不眠を訴える人がいます。
(2)生活にメリハリをつけましょう。日中の活動量を増やすことで、散歩や趣味を生かした生活を考えましょう。昼間の生活に活動性が出てくると、夜も眠れるようになります。
(3)夜は静かな睡眠環境を作りましょう。

暮らしの中で、食事と排せつ、着替えなど、リハビリになる生活を大切にしましょう。社会でも家庭でも喜びを見つけましょう。
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睡眠はできるだけ多く取った方がよいのでしょうか?
適度な休息は1日の活動源になります。しかし、必要以上の睡眠・安静は有益ではありません。
睡眠について
(1)睡眠が十分とれないと、ふらついて転びやすくなります。
(2)思考力、判断力などの精神活動が鈍くなります。
(3)起床してから就床までの生活を日課表に記入して、自分自身の生活スタイルを知ることが大切です。

運動をおこなうことには、寝たきりの予防や生き甲斐の発見など多くの意義があります。睡眠はそのための大切な活動源になります。
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眠れないときはどうすればよいのでしょうか?
原因を確かめることが大切です。無理に眠らせるのではなく、眠れる環境を作りましょう。
眠れない時は
(1)お年寄りは一般に眠りが浅いため、「眠れない」と訴える場合があります。ベッドの傍らで話を聞きながら、一緒にお茶を飲んだり、就寝前にぬるめの入浴や足浴なども効果的です。
(2)静かで落ち着いた環境、気持ちよい寝具などで安眠できる環境を作りましょう。


睡眠は個人差が大きく、高齢者になればなるほど異なってきます。日中、気分の安定を図るためにも、散歩や趣味を取り入れましょう。どうしても眠れない場合は、医師に相談しましょう。
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ショートステイなどの外泊先でよく眠れないようなのですが。
環境の変化に対応できなかったためだと思われます。何回か体験することで慣れてゆくでしょう。
枕を持参する
(1)環境の変化が睡眠障害の原因となることが多くあります。
(2)自宅で慣れ親しんだ枕などを持参すると良いでしょう。

昼間、安定しているようでも夜間不安定感が増している傾向にないか、運動不足ぎみではないかなど、生活習慣をつかんでおきましょう。
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