65歳を超えても働きたい人は50.4% 〜平成26年版高齢社会白書公表〜
内閣府は13日、平成26年版高齢社会白書を公表した。それによると、我が国の平均寿命は、平成24(2012)年現在の、男性79.94歳、女性86.41歳から、平成72(2060)年には、男性84.19歳、女性90.93歳になると見込まれ、人生90年時代が迫るなか、今後の備えが必要という。

内閣府が35歳から64歳までを対象に実施した高齢期の備えに関する調査によると、経済的な備えが「十分だと思う」(1.6%)と「最低限はあると思う」(21.7%)を合わせた「備えはある」とする人は23.3%、「少し足りないと思う」(16.5%)と「かなり足りないと思う」(50.4%)を合わせた「足りない」人の割合は66.9%となっている。「足りない」とする人の割合は若年層で高い。
60歳以降の就労についてみると、「65歳くらいまで」働きたい人が31.4%と最も多く、次いで「働けるうちはいつまでも」が25.7%、「70歳くらいまで」が20.9%で、65歳を超えても働きたい人の合計は、50.4%となっている。60歳以降も働きたい理由は、「生活費を得たいから」とする人が76.7%で最も多い。


*詳細につきましては、内閣府ホームページより、「高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告(高齢社会白書)」の平成26年版資料をご参照ください。
(2014.6.17)
 

 

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