高齢者の入浴中の事故にご注意!
厚生労働省の「人口動態調査」によると、高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡 者数は高い水準で推移しており、平 成 23 年以降、「交通事故」による死亡者数より多くなっています。令和元年の家及び居住施設の浴槽における死亡者数は 4,900 人で、平成 20 年の 3,384 人 と比較すると約 10 年間で約 1.5 倍に増加しています。

高齢者の浴槽内での不慮の溺死及び溺水による死亡事故のうち発生月が分かっている 4,738 件を見ると、高齢者の入浴中の事故は、1月をピークに 11 月〜4月、特に冬季に多 く発生しています。

入浴中の事故は、持病がない場合や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。「自分 は元気だから大丈夫」と過信せず、「自分にも、もしかしたら起きるかもしれない」と意識 することが大切です。また、本人だけでなく家族や周囲の方が一緒に注意することが大切 です。さらに、寒さが厳しくなると温度差により事故のリスクが高まる可能性があります ので、気象予測情報からヒートショックのリスクの目安を示す「ヒートショック予報」等 も参考にしながら、日々の対策を心がけましょう。

また、本人だけでなく家族や周囲の方が一緒に注意することが大切 です。さらに、寒さが厳しくなると温度差により事故のリスクが高まる可能性があります ので、気象予測情報からヒートショックのリスクの目安を示す「ヒートショック予報」等 も参考にしながら、日々の対策を心がけましょう。

入浴中に体調の悪化等の異変があった場合は、周囲の人に早期発見してもらうこと が重要です。そのためにも、入浴前に周囲の方に一声掛けてから入浴するようにしましょう。また同居者は、高齢者の入浴中は動向に注意しましょ う。長時間入浴している、音がしない、突然大きな音がした、 などの異常に気付いた場合には、ためらわずに声を掛けましょう。

高齢者の入浴中の事故を防ぐためのアドバイス
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は41 度以下、湯につかる時間は10 分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。


リラックス効果や健康効果が高いと言われている入浴、安心安全に楽しみたいですね。

出典:消費者庁HP 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! 
(2022.1.15)
 

 

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